「キムラユニティーグループ中期経営計画2026」について
中期経営計画2026は、中期経営計画2023で取り組んできた、一人ひとりが自らの力を発揮し、最大限に活かす「全員参画によるOne Team経営」の"基盤構築"のフェーズから、"戦略確立"のフェーズに移行し、次もお客様から選んでいただける商品・サービスへと磨き上げることで、「キムラブランド」を確立し、創業150年、更にその先への成長・発展に繋げてまいります。
キムラユニティーグループの総力を挙げて、中期経営計画2026の達成を目指し、ステークホルダーの皆様のご期待に沿えるように取り組んでまいります。
中期経営計画2023の総括
こうした中期経営計画2023の取り組みを通じて、これまで取り組んできた「全員参画によるOne Team経営」の基盤構築を確固たるものにできたと実感しております。
中期経営計画2026の概要
中期経営計画2026につきましては、2024年問題や人手不足をはじめとする厳しい経営環境の中ですが、前中期経営計画における売上高未達の状況を打開すべく、「キムラの強みの実践と発信(キムラブランドの確立)」の基本方針のもと、以下の各種戦略を推進してまいります。
(1)基本方針
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(2)事業戦略・DX戦略
物流サービス事業×情報サービス事業 | モビリティサービス事業×情報サービス事業 |
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(3)財務戦略
□企業価値向上に向けた取り組み
PBR | ROE |
これまでの各種施策により、PBR1倍に到達したものの、引き続き、本業での成長に加え資本コストを意識した経営に取り組むことで、更なるPBR向上を目指してまいります。 | 現状想定される株主資本コストを上回っていると認識をしているものの、収益性向上と最適な資本構成の追求で、ROE12%以上を目指してまいります。 |
□キャッシュアロケーション
成長投資と株主還元を戦略的に配分し、事業の成長と資本収益性の向上を図ってまいります。
成長投資 | 基盤投資 |
設備投資(倉庫等)、IT投資、研究開発、人的資本投資、ESG投資等 | リース車両、機器/機材等 |
□株主還元
・2023年1月に変更した還元方針に則り、配当性向40%を目安に、財務基盤を維持しつつ、還元向上を図ってまいります。
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(4)ESG投資
Environment(地球環境のために) | Social(人的資本の拡充) | Governance(ガバナンスの向上) |
環境に配慮した物流資材の開発・提供や車両整備等、当社の事業活動を通じたサービスの提供により、CO₂削減や資源循環等の環境保全に取り組み、企業の責任として、地球温暖化等の環境課題の解決に取り組んでまいります。 | 経営理念を共有した共に働くすべての人々に、成長できる環境、挑戦できる環境の下で、「全員参画によるOne Team 経営」を推進することにより、働きがいに満ちた職場づくりに取り組んでまいります。 | コンプライアンスの徹底やリスクマネジメント活動の推進強化により、リスクの回避・抑制や不祥事の未然防止等に取り組み、開かれた透明性の高い経営を継続することで、ステークホルダーのベストパートナーであり続けます。 |
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(5)数値目標
■財務健全性に注意しつつ、ステークホルダー重視の経営を推進し、お客様、従業員、社会から必要とされる企業を目指す
2021年3月期 実績 |
2024年3月期 実績 |
2027年3月期 計画 |
増減額 | 増減比(%) | |
売上高(百万円) | 51,782 | 61,493 | 70,000 | 8,507 | 113.8 |
営業利益(百万円) | 2,434 | 4,109 | 5,300 | 1,191 | 129.0 |
営業利益率(%) | 4.7 | 6.7 | 7.6 | 0.9 | 113.4 |
ROE(%)*¹ | 5.6 | 8.6 | 12.0 | 3.4 | 139.5 |
自己資本比率(%) | 54.1 | 59.6 | 59.1 | ▲0.5 | 99.2 |
投資総額(百万円)*² | 12,660 | 9,328 | 17,000 | 7,672 | 182.2 |
*¹ 株主資本コスト 4.4~6.6%程度と認識
*² 投資総額は3ヶ年の合計額