業務の標準化 - 安全・品質
安全・品質を支える人材育成
安全最優先の職場づくりと品質の確保を実現する人材育成。
安全・品質に関わる受賞実績「ルールを守る人づくり・職場づくり」を推進。現場(職場)の意識向上を図り、安全・健康活動を強化しています。
「自らリスク、怖さを体感できる道場」で、安全を自ら考え、判断できる人づくりを実施しています。全国の物流拠点で特性に合わせた60種類以上、約250のメニューで運営しています。
保護具の必要性 | 保護具の種類、用途 |
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プレス品による切創 | プレス品による切創の疑似体験 |
重量物の落下衝撃 | 重量物を落下させ衝撃の大きさを体感 |
物の持ち方(腰痛対策) | 物を持つ姿勢により腰への負担を体感 |
台車の持ち手、ストッパー | 台車を使用中に指を挟む痛さや怖さを体感 |
リフト後方指差確認 | リフトに乗車し後方確認、死角を体感 |
台車の片荷 | 台車上の荷が片荷になると転倒することを体感 |
通常の作業の中に潜む危険を実体験する事で、薄れがちな安全への意識を呼び覚ます、まさに道場です。いくつかの職場を経験していますが、配属直後にその現場特有の危険作業を体感することができるので、事故防止に大きな効果があると思います。
社長自らが定期的に点検を実施しています。
職場活動における改善事例を現地現物で確認し、現場の声に対するフォローアップを継続することで、現場力・職場力の強化につなげること。また、点検よって安全・健康・コンプライアンス・品質・生産性(原価低減)等、意識の向上を図っています。
入社2年目で職場の代表として改善事例を報告する大役を任せられました。安全に関する取り組みを報告した後、トップの方々からは報告態度に対するお褒めの言葉とともに、取り組みに対するたくさんのアドバイスをいただきました。この貴重な経験を日常の業務に活かしてがんばっています。
安全ルールを遵守する文化、正しい災害報告への意識などの項目について、全ての社員(パートナー社員を含む)を対象として継続的に調査を実施し、安全・健康意識の向上を図っています。また、話し合いのできる風通しの良い職場風土の醸成を目指しています。
中国と北米の子会社にも導入し、グループ全体で取組んでいます。
調査表の設問は「安全文化」「職場の活動」「発生時の報告」「歩行安全」「健康づくり」に分かれ、合計二十数問に回答を記入しています。意識を問う設問と行動を問う設問があり、安全と健康に対する意識と行動のあるべきすがたを再認識するいい機会となっています。
職場や作業にひそむ"危険因子"の動画による教材を作成。職場小集団で視聴し、事故の未然防止活動として活用しています。
以前は、絵や写真を教材にして危険予知トレーニングを実施していましたが、動画教材の活用によって、より現実的なシチュエーションで、細かな動作に隠れた危険因子の発見に全員参加で活発な意見が飛び交うようになりました。今後も動画の特性を活かして、効果的なトレーニングを実施していきます。
ミス低減やリードタイム短縮、在庫削減など様々な品質管理のテーマに取組み、全員参画での地道な改善活動で成果を積み重ねています。
様々な管理板 ※1 により作業の遅れ進みが一目で分かります。
※1 受入管理板、入庫管理板、出庫管理板、進度表示板、出荷管理板、進度表示版
各コーナー ※2 が意識改革につながります。
※2 改善コーナー、品質コーナー、安全コーナー
情報共有で連携を強化します
初心者への導入教育と経験者のレベルアップを目的に、実際の現場と同じ環境を再現した「トレーニングコア」を活用して品質と生産性の向上に役立てています。作業現場でのトレーナーによる作業観察と併せて、個人毎の作業習熟度・スキルを見える化し、人財の有効活用につなげています。
作業要領書を動画化したビジュアルマニュアルにより、安全・安心作業、品質ポイントを理解し易くし、作業要領の早期習得を図っています。各部署の作業を動画化することで、スキルの標準化、共有化も進めています。
「人間の能力を発揮し無限の可能性を引き出す」、「人間性を尊重して生きがいのある明るい職場をつくる」、「企業の体質改善・発展に寄与する」を実践し、一人ひとりの能力向上と働きがいのある明るい職場づくりを目的とする『QCサークル活動』を永年にわたり進めています。
中国・タイの子会社や関連会社からも参加し、年1回の「QCサークル活動発表会」を開催しています。
創意工夫提案制度は、「人づくり、職場づくり」を原点としています。
日頃の提案に対する関心を高め、提案者と上司とのコミュニケーションを取ることにより、「人財育成と職場活性化」の推進力としています。また、年間最多件数・最多得点者を表彰する制度も設けています。